こんにちは
4班を受け持つ篠塚です。
今回の記事は、以前ご報告した
「半端ない悲報!これは困った。中高一貫教育校(通称:義務教育校)新設に伴い、沼影公園が廃止・解体されてしまう…という話。」
の続編です。
「沼影公園の今後の利用に関する説明会」開催(2021/08)
まずは、前回の記事の内容をおさらいしておきましょう。
2021年8月26日および8月28日、さいたま市主催の「義務教育学校建設に伴う沼影公園の今後の利用に関する説明会」が、沼影小学校体育館で行われました。そこで説明された内容は以下の通りです。
- さいたま市が決定し推し進める義務教育学校建設計画によって、沼影市民プールを含む沼影公園が2024(令和6)年3月末をもって廃止・解体され、現在の沼影小学校含めて新設の5〜9年生用の学校用地として活用される。
- 沼影公園の廃止後、スポーツ関係施設を現在の沼影小学校の跡地に、室内プールを含む体育館を建設する。
- 2024年4月以降は市内にあるプールを利用して欲しい。
詳細は、以下のPDF資料&議事録をご参照願います。
説明資料:義務教育学校建設に伴う沼影公園の今後の利用について
説明会後の動き
この、沼影公園の廃止の話が持ち上がってから、LINEを利用して「沼影市民プールを守る会」がその存続を求める多岐な活動を行った結果、さいたま市の清水 勇人市長が市公式YouTubeチャンネルを通じて、沼影公園の今後の利用についてのビデオメッセージを公開するに至りました。
(市公式YouTubeチャンネル)https://youtu.be/LJuRppU-1HI
多くの署名、パブリックコメント、そしてさいたま市議会や市役所を巻き込んだ広範で精力的な「沼影市民プールを守る会」の活動の重要な成果の一つだと思います。本当に頭が下がる活動だと思います。
「沼影市民プールを守る会」のLINEはこちらからご登録ください。
https://line.me/R/ti/p/%40221pxfsi
沼影公園屋内プールの代替案に関する利用者説明会実施
2022年12月20日および12月25日、さいたま市主催の「沼影公園屋内プールの代替案に関する利用者説明会」が行われました。
その際に配られた資料は以下の4点です。
さいたま市の説明による沼影公園屋内プール代替案とは
さいたま市からの代替案は
要旨:浦和大里小学校敷地内に新たに温水プールを建設。令和7(2025)年11月供用開始。
というもので、この案では屋内プールは1年7ヶ月(2024/04〜2025/10)の間使用できません。
代替案に至るさいたま市の方策検討
さいたま市では以下の項目を検討し、今回の代替案に達したと説明しております。
1.沼影公園の解体工事日程の調整による既存屋内プール存続延長
2.民間プール活用
3.民間所有地活用による代替施設建築
4.市有地への代替施設建築
1案については、周辺施設との日照権の問題で調整ができなかったため採用不可。
2案については、民間施設の空いている時間しか借りられないため代替とはなりえず採用不可。
3案については、代替施設用に借りられる適当な土地が見つからなかったため採用不可。
4案に落ち着いた。
と市の職員から説明がされました。
質疑応答
「沼影市民プールを守る会」の大倉代表、その他の方から質問&意見陳述があり、個々にさいたま市からの答弁が行われました。
述べられた意見は、
- 沼影公園屋内プールの代替施設への移行が遅れることに対する反対意見
- 沼影公園そのものを解体することへの反対意見
- 義務教育学校新設に対する反対意見
- 市民の健康維持をないがしろにするさいたま市の姿勢に対する苦情
- 沼影公園の解体に賛成する意見
などがありましたが、さいたま市に対してそれぞれに主張を伝えたに留まるものであったというのが、小生の正直な感想です。
はてさて…困ったな…
市の主張は、当初の計画では、新たなスポーツ施設が供用開始されるまで7年間かかる、としていたものを1年7ヶ月に短縮した、というものでした。ところが、その期間屋内プールの使用が出来ないとなると、現在沼影公園屋内プールを利用している市民、水泳教室、スイミングクラブが大きな影響を受けてしまいます。
たった今できること
屋内プールが使えない期間をできるだけ短くするために、我々ができることが2つあります。
- 今回の説明会で配られた「さいたま市への意見シート」でさいたま市に対して意見を発信する。
- 「沼影市民プールの存続を求める会」が行っている署名活動に協力する。署名はこちらから→forms.gle/nLyDUQixhnupdm…
どちらもすぐにできることです。ご協力をいただければ、と思います。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
いかがでしたか。
今回は「沼影公園廃止に伴い閉鎖される屋内プールの代替施設、さいたま市の準備計画がお話にならない…という話。」と題して、昨年末にさいたま市から提示された沼影公園屋内プールの代替案についての記事を書きました。
提示された案は、我々フリッパーにとっても深刻な内容です。まずは上記した2点を行います。
一番大切なのは、学校や公園施設を利用する人々が当事者意識を持ち、行政に声を上げていくことです。諦めずに頑張りましょう。
追記:「沼影市民プールを守る会」が中心となって活動した結果、この1年7ヶ月の間屋内プールが使えない、という状況が改善しつつある…との情報もあります。注視して見守っていきたいと考えております。
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