リズムに乗ってスムーズに泳げばきれいに速く泳げる様になる。クロールを上手に泳ぐには…という話(その5)

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クロール

こんにちは

A1班とB3班を受け持っている篠塚です。

今回は、前回の記事「呼吸が楽に出来れば泳げる距離がグンと伸びる。クロールを上手に泳ぐには…という話(その4)」の続編です。ようやく25mを泳げる様になった生徒に泳ぎのリズムを指導することで、格段にスムーズできれいな泳ぎに変身し、それとともに泳ぐスピードもグンとUPする、という話です。

今までやってきたクロールは、泳ぎの動作を確認するためのもの

これまで、面かぶりクロール(呼吸なしのクロール)や呼吸付きのクロールの練習をするにあたってはキャッチアップクロールで泳いできました。この練習方法では、片方の腕を前に伸ばしたまま、もう片方の腕で水をかき前方で揃えます。

このようにキャッチアップクロールとは、両手を一旦前方で揃えてから交互に手をかくクロールのことです。

この練習の目的は、泳者がバタ足に付け加える新しい動作(腕の動作や呼吸など)について正しい動作が出来ているかな?と考えながら泳ぐことにあります。姿勢が安定した状態で一つ一つの動作を確認するのです。

 

 

交互に腕をかく…と申しましても、呼吸を導入したころの生徒はまだまだスピードが十分でないために、

  • 腕を前方に運ぶリカバリーの動作の際に重力による影響を受けて身体がいくらか沈む。
  • 呼吸のために水上に顔を出した際に重力による影響を受けて身体がいくらか沈む。
  • 呼吸の際に姿勢が変化したことで水の抵抗が増し、スピードが低下して身体が沈む。

といった現象が往々にして見られます。

 

その様な生徒には、敢えて泳ぐリズムをスローに落とさせてバタ足主体のクロールを指導します。

クロールの呼吸を練習する段階の生徒は、バタ足だけで十分な推進力を得られ、水面付近を進むことが出来るからです。慌てずにキャッチアップで両手を揃えて泳ぐ時間をほんのワンテンポ長くするだけで、生徒の沈んだ身体は浮き上がり姿勢は安定します。

 

この様に技術的な一進一退を繰り返しながらも安定したキャッチアップクロールが泳げる様になった生徒には、キャッチアップクロールとは異なるリズムの泳ぎを指導します。

スムーズできれいなクロールを泳げるリズムとは

新たに指導するのはキャッチアップクロールに対してコンティニュアスクロールと呼ばれています。

それまでのキャッチアップクロールでは、両手を一旦前方で揃えてから交互に手をかいていましたが、コンティニュアスクロールでは両手が揃うまでかき始めを待ちません。

 

かき終えて前方に運ばれてきた右手(左手)が水中に入り前に伸びきる前に、伸ばしていた左手(右手)をかき始めます。

指導者は、生徒の前方に立って手を持ち、かき出すタイミングでその手を離すとともに、戻ってきた手を2〜3cmほど手前に引いて生徒に手を前に突き出す感覚を感じさせるのが良いと思います。その目的は

  • かき出すタイミングを体感させる
  • 戻ってきた腕を前にストレッチする感覚を感じさせる
  • 身体をローリングする感覚を感じさせる

ことにあります。

 

慣れてきたら、かいていた手を前に戻して伸ばしていくタイミングと、もう一方の伸ばしていた手をかき始めるタイミングとを、徐々にずらしていきます。

 

どこまで、そのタイミングをずらすか?については生徒の年齢や四肢および体幹の筋肉の発達具合、リズム感の発達具合など様々な要素があるため一概には申せませんが、身体がローリングするリズムに合わせて肩から交互にぐいぐいと手を回していけるところまでずらしても良いでしょう。かき終えた手を入水させたらその手を前にズイッと伸ばしつつ、反対の手をグイッとかくので、生徒には手を前後に開くイメージを抱かせるとなめらかに美しく泳げます。

 

スイミングクラブによっては、コンティニュアスクロール導入当初から腕を前後180度開いた状態にまでリズムを速くする教室もあります。

 

 

このコンティニュアスクロールがスムーズに泳げる様になると、それまでのキャッチアップクロールが

「バタ足」+「手のかき」+「呼吸」

という組み立てあったのに対し

「肩の動きに合わせた手のかき」+「身体のローリングに合わせた呼吸」+「バタ足」

という具合に、主たる推進力の源泉がキックからプル(手のかき)に変わるとともに、身体の動きに添った動作が出来るので、泳ぎの効率は高まりスピードも格段にUpします。

 

 

この、肩の動きに合わせた手のかきのイメージとしてはカヤックのパドルを操り、左右の水を交互にかく感じです。カヤックのパドルの使い方がわからない方は、下の動画を御覧ください。

 


<カヤックのパドル(Wikipediaから借用)>


モンベル 「 ツーリングカヤック 入門 1 」 フォワード・ストローク

 

コンティニュアスクロールを泳ぐにあたって最も大切なものは左右の腕のリズムです。導入から上達していくにつれリズムがどんどん変化します。そのリズムの変化は泳ぎの効率Upに直結し、泳ぐのが楽になり、また、力を込めれば速く泳げる様にもなるので生徒にとって楽しい体験だと考えます。

 

 

如何でしたか。

 

今回はの記事は、クロール上手に泳ぐには…のシリーズの5回目で「リズムに乗ってスムーズに泳げばきれいに速く泳げる様になる。クロールを上手に泳ぐには…という話(その5)」と題して書きました。このコンティニュアスクロールが出来れば、クロールの初心者は脱した…と考えて良いでしょう。

 

クロールに限らず、スムーズに、そしてきれいに泳ぐためのキモはリズムにあります。このことは、小生が今後も他の泳法のご説明の際に繰り返し申し上げると思います。

 

また、記事の内容に関する疑問・質問・ご意見などがあれば、メニューの「お問い合わせ」または最下段にある「コメントを書き込む」から何なりとメッセージを頂ければ幸いです。小生の判る範囲でお答え申し上げます。

 

 

今回の記事はここまでです。

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