スイミングサークル フリッパーのサイトをご覧の皆様へ
こんにちは!
埼玉県の武蔵浦和にある小さなスイミングクラブ<スイミングサークル フリッパー>で4班を受け持つ篠塚です。
いつもクラブの活動にご協力いただき、ありがとうございます。今回は、今後の活動に大きく関わる「大里小学校の市民プール」について、現時点でわかっている最新情報と今後の見通しをまとめました。
当面のおおまかなスケジュール
現在私たちが活動拠点として利用している沼影市民プールの閉鎖と大里小学校への市民プール移転について、多くの保護者の皆様からお問い合わせをいただいており、私たちも一刻も早く詳細な情報をお伝えしたいと考えておりました。すでにお知らせしておりますが、当面のスケジュールは以下の通りです。
- 沼影市民プールの閉鎖
2025年6月末をもって、長年親しまれてきた沼影市民プールが市民プールとしての供用を終了し、閉鎖されることが決定しております。 - 2025年7月はスイミングクラブ活動を一時休止
- 大里小学校市民プールで活動再開
代替施設として、大里小学校に新設される屋内プールが2025年8月から市民プールとして供用開始され、そこで活動を再開する予定です。
現時点でのさいたま市の情報と判明した課題
フリッパーといたしましても、この新しい大里小学校屋内プールにて、2025年8月より水泳教室を再開するべく、準備を進めております。さいたま市のウェブサイトにも大里小学校屋内プールの情報が掲載されており、私どももそちらで詳細を確認いたしました。以下にその情報へのリンクを貼り付けておきますね。
浦和大里小学校屋内プールを市民の方も利用できるようになります
しかしながら、上記ページに記載されている情報は、施設の建築構造や利用方法の概略的な内容にとどまっており、スイミングクラブを運営する立場から見て極めて重要である幼稚園年長児から小学生までの生徒たちが安全かつ円滑に水泳教室に参加するために必要な、以下の重要な項目については、いっさい触れられていません。
- 入館者の動線:プールへの出入り口、更衣室へのアクセス、プールサイドへの移動経路など、生徒たちが迷うことなくスムーズに移動できる動線が不明です。特に小さなお子さんの安全確保のためには、明確な動線が不可欠です。
- 保護者の観覧可否(可の場合の動線):保護者の皆様が水泳教室の様子を観覧できるのか、できるとしたらどこで観覧でき、どのような動線になるのかが不明確です。お子様の成長を見守る保護者の皆様にとっても、この情報は非常に重要です。
- 生徒の安全確保のオペレーション:万が一の事故や緊急時に備え、どのような安全対策が講じられ、どのようなオペレーションで生徒の安全を確保するのか、具体的な情報がありません。私たちはこれまでも安全を最優先に指導を行ってきましたが、新しい施設での具体的な安全対策の共有は必須です。
- 教室運営の事務方の活動に関する諸々:受付場所、待機スペース、忘れ物対応、緊急連絡網など、円滑な教室運営に必要な業務をどこでどのように行うのかが不明です。
これらの情報がない状態では、夏以降の安全でスムーズな活動再開に向けた準備を着実に進めることが難しく、私どもフリッパーとしても大きな不安を感じておりました。
さいたま市教育委員会への問い合わせ結果
そこで、これらの情報を早急に確認すべく、先日、私どもはさいたま市教育委員会 教育施設管理課に直接電話で問い合わせを行いました。以下、そこで得られた情報の要旨をご報告いたします。
- 運営詳細については未定
大里小学校の市民プールとしての具体的な運営内容(利用方法、安全管理、観覧対応など)については、現在のところ未定とのことです。 - 運営業務は外部業者に委託予定
プールの運営は、市が公募により選定する管理業者が担うことになっており、その業者が決定するのは2025年5月末の予定です。大里小学校市民プールの運営詳細については、実際に管理を請け負う業者が決定してから具体的に検討されるとのことです。 - 業者が安全対策等を市に提案する形式
最も重要な安全対策についても、選定された業者が、安全面や運営オペレーションに関する提案を市に行い、それをもとに運営体制が整えられていく見込みとのことです。つまり、私たちが最も知りたい安全面での具体的な運営方法についても、現時点では何も決まっていないということになります。 - 最終形態の判明時期
運営の最終形態が明らかになるのは2025年6月末~7月初旬になる見通しです。
率直な感想
正直なところ、今回の回答にはやや落胆しております。
今回の問い合わせで明らかになったのは、さいたま市教育委員会自体が大里小学校市民プールの具体的な運営詳細をまったく把握しておらず、外部管理業者に完全に委ねるというスタンスであることです。裏を返せば、さいたま市は新施設の運用に関する核心的な内容をまだ詰め切れていない状態であり、その検討を民間事業者に「丸投げ」していると表現せざるを得ません。
新たに開設される公共施設が、地域の子どもたちにとって安心・安全で快適な環境となるためには、運営にかかわるあらゆる立場の意見を丁寧に汲み取り、事前に明確なルールと動線設計、安全管理体制を整えておくことが不可欠です。とりわけスイミングクラブ(水泳教室)のように、多数の子どもたちが集団で水に入る場においては、事故防止の観点からも万全な体制が求められます。
8月からの供用開始を控え、私どものような教室運営者や市民の皆様にとって重要な情報が、まだ何一つ具体的に決まっていないという状況には、やはり不安を感じざるを得ません。
今後の見通しとフリッパーの対応
こうした不透明な状況下ではございますが、フリッパーといたしましては、生徒の皆様、保護者の皆様にご迷惑をおかけすることなく、安全で質の高い水泳教室を継続できるよう、引き続き情報収集に努めてまいります。
- 継続的な情報収集
6月末の管理業者決定後、速やかに詳細情報を収集し、皆様にお伝えいたします。 - 安全第一の準備
どのような運営形態になったとしても、生徒の皆様の安全を最優先に、必要な準備と対策を講じてまいります。 - 柔軟な対応体制
最終的な運営形態が判明次第、それに合わせた教室運営方法を速やかに検討し、保護者の皆様にご案内いたします。
保護者の皆様へ
現時点で具体的な情報をお伝えできず、ご不安をおかけしており申し訳ないことだと思っております。私どもフリッパーは、今後も市や運営事業者と積極的に連絡を取り合い、必要な情報が開示され次第、すみやかに会員の皆様にお知らせしてまいります。
皆様にはご心配をおかけいたしますが、何卒どうぞご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
また、この件についてご質問やご不明な点がございましたら、いつでもお気軽にお声かけください。私どもフリッパーは、「子どもたちが安心して泳げる環境」を第一に、子どもたちの水泳技術向上と安全な環境での指導実現のため、今できる準備と対応に全力を尽くしてまいります。
少しずつではありますが、皆様とともに新しいスタートを迎えられるよう、丁寧に歩みを進めてまいります。
今後ともフリッパーをよろしくお願いいたします。
スイミングサークル フリッパーは武蔵浦和の沼影公園屋内プールにある小さな水泳教室(スイミングクラブ・スイミングスクール)です。現在新規メンバー大募集中です。レッスンの見学や無料体験などのご希望がある方は お問い合わせページからいつでもご相談下さい。
いかがでしたか?
今回の記事では「大里小学校屋内プールに関する最新情報と今後の見通しについて…という話」と題して、2025年8月から市民プールとしての供用が始まり、フリッパーの活動拠点となる大里小学校の屋内プールについての情報をまとめました。
また、記事の内容に関する疑問・質問・ご意見などがあれば、メニューの「お問い合わせ」または最下段にある「コメントを書き込む」から何なりとメッセージを頂ければ幸いです。小生の判る範囲でお答え申し上げます。
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