クロールを上手に泳ぐには…という話(その2)

コーチのつぶやき

こんにちは

A1班とB3班を受け持っている篠塚です。

このクロールの話、前回の記事「クロールを上手に泳ぐには…という話(その1)」から随分と間が空いてしまいました。久しぶりに始めましょう!
今回はバタ足についてです。

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前回の記事で書き忘れたことがあります。

子供は実は、大人よりきれいに浮きやすいのです。

人間は肺に空気を吸い込むことによって大きな浮力を発生しますが、実は人間の重心そのものはもっと下にあるのです。人間の重心はおへそのあたりにあると言われています。そのため大人の場合は下半身が重いため、体を水面に対して水平に浮かせることができない方が結構いらっしゃいます。

一方、子供の場合、身体の発育がまだ充分ではないので、肺と重心のあるおへその位置が接近しているため下半身が大きく沈みにくい為と、 4〜6頭身といった感じで、幼児体型に近い(それも近ければ近いほど)ので頭の重量が身体の重量に対して相対的に重い為に体を水平にしやすい特徴があります。

きれいに浮いたらキック(バタ足)にチャレンジ

壁を蹴ってきれいに浮身が出来る様になると、殆どの生徒がビート板を持たずに、壁を蹴るだけで5mくらい伏し浮きで進めます。こうした動きを習得出来れば

蹴伸び

は及第点があげられます。

そうしたら次のステップはバタ足です。

 

ちょっと話がそれますが、バタ足が速い生徒は、ほぼ間違いなく「かけっこ」も飛び切り上手です。速く走る子供は、足を、膝を、足首を柔らかく使うことが出来、且つまた、上半身もよく動きます。でも、速くなくとも、得意不得意の程度差はあるものの、殆どの子供が全く問題なく走れます。

それと同じ様に、殆どの子供が問題なくバタ足が出来ます。走り方をどうしよう?と迷わない様に、バタ足もごく自然に打てる様になるものです。

最初は腰掛けキック

バタ足の練習で一番最初にやるものは腰掛けキックです。

  1. プールサイドに浅く腰掛け
  2. 両腕を後方に付いて上半身を傾ける
  3. 軽くバタ足をする

といったステップで導入します。浅く腰掛けるのは腿の動きを阻害しないようにする為です。また、両腕を後方に付いて体重を預けるのは上半身を安定させるためです。
で、バタ足を先入観なしでやってみると

  • 脚全体が棒の様に伸びて硬直してスムーズに足が動かない
  • 膝から下だけでカクカク打つ
  • 自転車を漕ぐように膝が曲がる
  • 足首が曲がり、つま先が起き上がっている

といったバタ足の生徒が上手に出来る生徒の中に必ず居ます。

良く指導する際に「足をまっすぐに!」と声を掛けますが、これは半分正解で半分は不正解です。正しくは「柔らかく、伸ばしすぎず、曲げすぎず、膝・足首を使う」なんですが、極めて伝えにくい項目です。

脚に力が入って棒の様に硬直している生徒には

力を抜いて、膝を少し使う

ことを指導し、膝が曲がる生徒には

膝に注意を向けさせずに(力が入るため)、足首から先を使う

ことを教えます。

その上で、足首が曲がる生徒も、その他の生徒にも

足の甲に水を乗せて運ぶ

ことをイメージさせる様にします。

 

インストラクターにとっては、腰掛けバタ足の指導の際、生徒の身体を持つ場所はどこか?という問題があります。
学生の頃、小生は

左右の足の親指を持って動作指導を行うのが、脚の筋肉の構造上は望ましい…

と指導を受けましたが、これが極めて困難なのです。で真偽の程を確認したところ、実際にやるのは難しいので、やはり悩んでいる、とのことでした。で、行き着いたのが幼児の場合は腿を持ち、小学生の場合は膝の少し下をごく軽く持って指導をする、という方法です。
ちなみに、最悪なのは足首を持っての指導です。これは脚に力が入りやすい持ち方なのです。

板キック

さて、腰掛けキックをいつまでもやると、生徒も飽きてきます。次に行うのが板キックです。

板キックをやる段階では、浮身や蹴伸びは習得出来ている(筈な)ので、壁を蹴った後、蹴伸び状態で2mほどグライドをした後にキックを行い7mくらいまでバタ足で進みます。

やはり前項で述べた様な「柔らかく、伸ばしすぎず、曲げすぎず、膝・足首を使う」を目標に指導を行います。

特に注意すべきところは、やはり姿勢です。これはビート板の持ち方で70%以上決まります。

  • ビート板の先端に手を置く(ビート板を握らせない)
  • ビート板に肘を乗せる
  • 肩を十分に伸ばし、肩の間に顎を軽く落とし込む様にする
  • 顎を水に浸ける

これで身体のポジションは決まります。肩に力が入らない様に気をつけつつ、リズミカルに軽くタタタ…としっかり水中でバタ足が打てれば、バタ足のヴァリエーションを増やしましょう。

展開その1:前呼吸バタ足

このヴァリエーションは簡単です。ビート板の前方に置いていた手を真ん中あたりに移動させ、バタ足をしながら顔を前に浸け、呼吸時に前向きに上げる…これだけです。

ところが、厄介なのは呼吸です。陸上では特に意識をしなくても呼吸ができますが、水中ではそれがそんなに簡単なことではなくなります。なぜならば水中では意識をして息を吐かないと空気は肺から出ていかないからです。肺から空気が出て行かないと新しい空気を吸うスペースがないのです。

基本は鼻から吐いて口から数ですが、どうしても難しいそうな生徒に対してはそれにこだわる必要はありません。また気を付けるのは水中での呼吸の動作は3つの動作に分かれると言うことです。

  1. 息を止める
  2. 息を吐く
  3. 息を吸う

この3つです。子供に限らず初心者の場合スピードがないので水中で息を吐くと体が沈んでいきます。体が沈むと姿勢が崩れるので正しい動作では泳ぐことができません。それを防ぐために、顔を水に浸けた時はまず息を止めます。それから顔を上げながら息を吐いて、顔を上げたら口から息を吸います。息を吸ったらまた顔水中に入れる。この動作を生徒にはマスターしてもらいます。

顔を前に上げる時は、頭を上げるのではなく、視線を動かすことで顔の向きを変えることを理解してもらうと姿勢の変動が少なくなります。

それと、呼吸の大切なポイントがあります。それは「泳ぐ時の呼吸は深呼吸ではない」ということです。素早く、スムーズに、顔を上げたら呼吸は1回です。フゥゥゥッッと吐いてハァァァッッと吸う長い呼吸ではなく、フゥッと吐いてハァッと吸う軽めの素早い呼吸が大切です。

この前呼吸のバタ足が出来るころには、生徒たちはプールの中央12.5m辺りまで自力で進んでいるでしょう。

この自力、というのは生徒のやる気を引き出す重要な要素です。インストラクターが生徒のビート板を”むんず”と掴んで引っ張るのは、実は、あまり良いことではありません。

  • 私がバタ足をやっているのに手を出した…
  • また、引っ張って〜

など様々な心の揺らぎがあるからです。インストラクターが補助をする場合は、ビート板の下からそっと手を添えて引く…といった生徒の目から見えない手助けの方法が良いと考えます。

展開その2:蹴伸びバタ足

ビート板を持たずに蹴伸びをしたその姿勢のままバタ足を追加する、という練習です。生徒たちは、蹴伸びで3〜5mくらい出来るので、それから更に距離を2mほど伸ばして行います。

上半身が力みすぎることなく、安定した正しい姿勢でバタ足が5〜7mほど出来ればクロールの練習としては先に進んで良いと思います。

 

如何でしたか。

今回は、観覧席でご覧になられている皆様はご存知のことですが、クロールを始めようとしている生徒たちがやっていることに付いて記事を書きました。

クロールにとってバタ足は主たる推進力ではありませんが、効率よく進むためには欠くことの出来ない補助です。初めて水泳を習う生徒にとっては、自分の力で進んで行ける楽しい動作であると思います。

今回の記事はここまでです。

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